モブおばさんの楽しい毎日
モブおばさん扱いにもすっかりなれた40才の頃。
恋愛からもすっかり遠のき、
プライベートでの外出は、近所の独女仲間と焼鳥屋でちょっと一杯くらいの
枯れに枯れた生活を送っていました。
側から見れば、とんでもなくかわいそうな人ですが、
これが結構幸せで。
自己肯定感が低くコンプレックスまみれの女が恋愛なんてしちゃうと、
不安とか嫉妬とか、マイナス感情の方が多くてQOLが下がるだけですからね。
あと、女性として見られないことにもこの頃には慣れていて、逆に気楽さを感じていました。
常にフラットな心で過ごし、
自分のためだけに時間が使える自由な日々はとても快適で楽しく、
「40才の彼なし独身女」という字面から受ける印象とは全くちがうものでした。
おそらく、そんな女性はとても多いと思います。
話がそれてしまいました。
そんな楽しいモブおばさんライフを送っていた私ですが、
当時、異常な肩こりと眼精疲労、体のだるさに悩まされていました。
肩こりは30才くらいからかなりひどくなりはじめ、
どこの整体やマッサージに行っても驚かれるほどガチガチで、
朝起きた瞬間からHPが3くらいしか残っておらず、
ドラクエだったらウィンドウは常に真っ赤な状態。
年だからしょうがないのかなと、半ばあきらめていました。
救世主、あらわる。
そんなある日、高校からの付き合いで独身仲間の女医から一通のLINEが届きました。
「有名な美容整形の先生と知り合いになったんだけど、はるか(私)の写真を見て、
“この子、ものすごい肩こりでしょ”って言ってたよ。今度一緒にご飯行こうよ。
そのとき見てもらったら?」
文章とともに、先生に見せたという私の写真も送られてきたのですが、
以前にふざけて撮ったどアップの顔で、肩や体は一切写っておらず、
それでなんで肩こりってわかるん?
おっちゃんエスパーなん?SUGEEEEEEEEE!!!!
と、速攻で「ご飯セッティングして!」と返信しました。
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